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「にやりほっと」報告の取組みについて(令和8年3月31日更新)
花園では、利用者の皆さんに安心安全な生活を提供するため、危機管理委員会を設置し様々な取り組みを実践しています。そのうちの一つがヒヤリハット報告です。
ヒヤリハット報告とは、利用者の皆さんにとって危険な状況(厳密には怪我などの事故になる一歩手前の状況)が発生した際、その原因を分析し、今後の対応を検討して再発を防止するものです。
このような職員一人一人の危機管理意識を醸成する上では「気づき」の視点が大切だとされており、これまではヒヤリハット報告を行うことで気づきの感性を高めてきました。しかし、失敗したことやマイナスなことばかりに着目していると、支援に行き詰まってしまうことがあります。
そこで、利用者との関わりにおける心温まるエピソードから、利用者個人の強みを発見してプラスの面に気づく視点を持ち、職員が共有する取り組みを始めました。
これが「ニヤリほっと」報告です。
ここには、職員が利用者一人一人の表現出来ない思いや、言葉の裏にある本質を汲み取ることで、利用者一人一人に合わせたより良い支援を生み出していこうという職員の思いが込められています。
昨年度に続いてまた、皆さんにお届けすることができました。それでは、花園で生活する利用者の皆さんと職員との心温まるエピソードをどうぞ!
【にやりほっと報告①】
朝食後の余暇時間は食堂で過ごしているHさんが、「おーい」と言ったり、手招きして食堂把握の職員を呼んでいた。傍に行くと、職員の手を笑顔で握ってきてくれた!
普段おひとりで過ごすことを好む方ではあるが、職員の手を握ってコミュニケーションを取ってきてくれた。職員との手を握っている間も表情がとても良かった。
そばにいたまわりのみんなが温かい気持ちになる出来事であった。
【にやりほっと報告②】
残業をしている時に、本人から「あれ早番なのにまだいるの、おうちの人が待っているから早く帰りな」と話してくる。明日休みなのでもう少しでめどをつけて帰りますと伝えると、「じゃ明日ゆっくり休んでください。お疲れ様」( ̄▽ ̄)と声をかけられた。
残業中に利用者の方にお疲れさまと声をかけて頂けるのはなんとも心が温まると同時に、利用者に心配をかけるようではいけない。計画的に業務をこなすよう心掛けたいと感じた。
【にやりほっと報告③】
YさんとHさんが、ホールで旅番組を見ている。Yさんが、本人と一緒に旅行に行きたいとの話になる。
Hさんは満面の笑みになり、大声で笑い手を叩く。Hさんも笑顔でYと接していた。おふたりとも満面の笑みになり、大声で笑い手を叩く。両者が旅番組を見ていて、嬉しくなったものと思われる。そばにいた職員も楽しそうな声に誘われて「いいですね~」と一緒に声を掛け合った。
【にやりほっと報告④】
Yさんが買い物代行から帰寮した職員に、「大変だったね。重かったね。頑張ったね」と声をかけてくれる。職員が、Yさんに「ありがとう。大丈夫だよ」と返答する。
ほっこりとした気持ちになり、Yさんの良いところを今後も沢山見つけられるよう、日々の関わりを大切にしようと思った。
【にやりほっと報告⑤】
お仕事先から帰ってきたAさんが、食堂を通った時に、Hさんの椅子がいつもの場所にないことに気が付き、Hさんの椅子をいつもの場所へ移動させてくれていた。
本人のやさしさからの行動だと思った。職員がお礼を伝えたところ「はい」(^^♪と返事が来る。さりげない気遣いが見受けられて職員もうれしくなった。
【にやりほっと報告⑥】
通院の帰りに幼稚園の園児に挨拶し笑顔で手を振っている。(@^^)/~~~
通院の帰りにMさんが車を降りたところ、ジャガイモ堀り体験に来ていた園児とすれ違った。Mさんと子供の関わりを見たのが初めてであり、笑顔で園児に手を振っている様子を見て子供が大好きなんだと感じることができた。周りの職員も笑顔になりほっこりした気持ちになった。
【にやりほっと報告⑦】
お楽しみ会の準備をしようと、職員が食堂の椅子を運んでいた時、近くを歩いていたKさんが笑顔でこちらを見ている。おもわず「お手伝いしてくれる?一緒に運んでくれると助かるな~」と声をかけると、ニコニコ(*’▽’)しながら椅子を1脚運んでくれる。
お礼を言い、助かったこと、お手伝いしてくれて嬉しかったことを伝えた。
【にやりほっと報告⑧】
余暇の時間帯に、テレビ台のふた(DVDプレイヤーが入っているところ)が閉まらず、職員が「閉まらないよ~」(´;ω;`)と話してると、そばにいたMさんが一緒にテレビ台の中を整理してくれる。ふたが閉まりきらず、再度テレビ台の中を整理していたところ、今度はAさんが気になる様子で見に来て、一緒にテレビ台の中の整理をしてくれた。最終的にふたを閉めることができた。Mさん、Aさんにお礼を伝える。
【にやりほっと報告⑨】
クリスマス会🎄を12月24日に予定していたが、Iさんは外出予定が入っていたため、クリスマス会の「日程変えて欲しいと」と職員に話してくる。なんとか調整してクリスマス会の日程を変更してお伝えすると、少し照れた顔で「あんがと」と言ってくれた。
日頃は、コミュニケーションをとる際、反対の気持ちを伝えたり、ふざけて返答することが多い方が、周りの人との関わりが増えてきたことにより、少しずつ本人に変化が見られてきている。
【にやりほっと報告⑩】
Aさんが私物のサンリオキャラのシールをMさんにあげたいと言うため、一緒にMさんの居室に行く。Aさんが「これあげる」と渡すと、Mさんも「あんがと」(n*´ω`*n)と受け取っていた。Aさんの行動のおかげで、普段他利用者との関わりが見られなかったMさんの笑顔が見受けられた。
【にやりほっと報告⑪】
入浴後終わり脱衣室で着替え終えたSさんが浴室から出てきたTさんの背中が濡れていたので、「風邪ひかないようにね~」(*´ω`)と言いながら拭いてくれた。Tさんもお礼を言って一緒に笑っていた。
利用者さんどうし体調を気遣いあってほっこりとした気分になった。今後もお互いに手伝いあえる環境ができるように支援をしていきたいと思った。
【にやりほっと報告⑫】
足の裏が硬くなっているFさんに足浴が効果的であるとのアドバイスをPTから受けたので、活動時間に足浴を実施した。足浴をしながら職員がFさんの足をマッサージすると気持ちよさそうな表情をしている。職員が「気持ちいいですか」と声掛けすると「うん」(#^.^#)と頷く。
今後も活動時間で足浴を実施して行こうと思った。
【にやりほっと報告⑬】
職員がテーブル上にあるシュレッダーの紙を片付けていると、Yさんが一緒に紙を集めて片付けのお手伝いをしてくれる。職員が紙を片付けている様子を見て、お手伝いをしようと思ってくれたのだと感じた。Yさんに「ありがとう」とお礼を伝えた。
今後もYさんの良いところをたくさん見つけられるよう、日々の関わりで見つけた発見を大切にしていきたい。
【にやりほっと報告⑭】
食堂にくるとSさんは、据え置きのCDデッキの電源を入れて、大音量で再生することがルーテインになっている。いつも「音が大きすぎるよ~」とSさんに伝えて職員が音量を下げていたが、
今回は先にSさんに「小さめの音にしてね」と伝えてから職員は食堂から離れる。しばらくして食堂に戻ると、普段よりも小さな音量で再生していたため、「ありがとう」と伝えるととてもうれしそうにしていた。
否定よりも肯定や感謝の気持ちを伝える方がお互いに気分が良いため今後もそのような関りや言葉かけを心がけていきたい。
【にやりほっと報告⑮】
園内の芝生で初めての「モルック※」に参加をしていたFさんが厚着の服を着ていたが少し寒そうに見えたので、職員がジャンパーを持っていき渡してあげると「ありがとうございます」と感謝の言葉が聞かれた。また、「モルック」が終わり寮へ戻ってからも繰り返し「さっきはありがとうございました」と話してくる。「モルック」も楽しく参加できた様子でなごやかな雰囲気の昼食前のひと時であった。
※注:モルックとは:フィンランド由来の老若男女が楽しめるアウトドアスポーツです。モルック「木の棒」を投げて12本のピンを倒すスポーツ。
【にやりほっと報告⑯】
職員がお部屋のごみの回収にKさんのお部屋に行くと、職員が回収しやすい様に出入口のところに、ごみ箱が置いてあった。Kさんはいつも職員に負担がかからないように気を遣ってくれていた。日頃から「職員は忙しいから〇〇しなくても大丈夫」、「〇〇してもらうと職員が大変
じゃない?」等気を遣ってくださる。
Kさんの気持ちを大事にしながら、あまり気を遣わないようにしてもらいKさんをはじめ利用者の皆さんが心地よく生活できる環境づくりに努めたい。