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「にやりほっと」報告の取組みについて(令和6年3月29日更新)

花園では、利用者の皆さんに安心安全な生活を提供するため、危機管理委員会を設置し様々な取り組みを実践しています。そのうちの一つがヒヤリハット報告です。

 

ヒヤリハット報告とは、利用者の皆さんにとって危険な状況(厳密には怪我などの事故になる一歩手前の状況)が発生した際、その原因を分析し、今後の対応を検討して再発を防止するものです。

 

このような職員一人一人の危機管理意識を醸成する上では「気づき」の視点が大切だとされており、これまではヒヤリハット報告を行うことで気づきの感性を高めてきました。しかし、失敗したことやマイナスなことばかりに着目していると、支援に行き詰まってしまうことがあります。

 

そこで、利用者との関わりにおける心温まるエピソードから、利用者個人の強みを発見してプラスの面に気づく視点を持ち、職員が共有する取り組みを始めました。

 

これが「にやりほっと」報告です。

 

ここには、職員が利用者一人一人の表現出来ない思いや、言葉の裏にある本質を汲み取ることで、利用者一人一人に合わせたより良い支援を生み出していこうという職員の思いが込められています。

 

今回は、令和5年7月に強化週間として取り組んだ「にやりほっと」報告を紹介します。花園で生活する利用者の皆さんと職員との心温まるエピソードをどうぞ!

 

【にやりほっと報告①】

廊下の長椅子にて、利用者数名で運動をしていた。座った状態で左右の足上げ運動を行った際に、K様が「あたしはこんなにあがるんだ!」と言い、見ると顎に膝がつくほど上げていた。思わず「そんなに上がるの?!」とびっくりし笑みがこぼれた。続けて何回か膝が顎まで上がる様子を見せてくれて「すごい!」とどよめきが起こった。利用者によってできる運動の様子は違うが、こんなに上げることができるということで見せてくれてみんなが温かい気持ちになる出来事であった。

 

【にやりほっと報告②】

童謡のCDをかけるとIさんが笑顔で聞く。♪幸せなら手を叩こう♪では、自分から手を叩く。好きな曲が流れると、嬉しく恥ずかしいのか口を押えて笑う姿が微笑ましい!(*^-^*) 寮内活動にて童謡などの音楽に興味を持っていた。支援員室前でも試しにかけてみたら喜んでくれた。Iさんを含め、利用者さんの好きなことにもっと気付きたい!

 

【にやりほっと報告③】

Mさんが足ふきで使い終わったタオルと靴下を犬のぬいぐるみに持たせて洗濯に出す。昨年度のクリスマスでもらったぬいぐるみで、とても大切にしていた。それに洗濯物を持たせて出す姿がかわいらしかった。

ご本人が大切にしている犬のぬいぐるみで洗濯物を出すがたがとても微笑ましく、笑顔にしてもらった。

 

【にやりほっと報告④】

食堂で洗濯が終わったエプロンを畳んでいると、Mさんが「やるよ」と近づいてくる。やってもらうと綺麗に畳んでくれた。綺麗に畳むので「すごいですね」と伝えると、「すごい!?」と嬉しそうにしていた。家でも何か手伝いをやっていたのかと聞くと「洗濯物たたみと皿洗いやってたよ」と教えてくれる。普段は率先して手伝いなどやらない方だったので新たな一面を見ることができた。褒めるとうれしそうにしてくれたので、今後の本人のやる気にも繋がるかと思う。

 

【にやりほっと報告⑤】

余暇時間に食堂でYouTubeの「だいすけお兄さんの童謡メドレー」を流したところ、利用者さんから好評で大変盛り上がる。手拍子をする人、一緒に歌う人、踊る人など様々なかたちで参加していただいた。普段同じDVDばかりで飽きていたので、たまには違うものをと思い試してみた。童謡やアニメソングは知っている人も多く、楽しめるようだった。土日の余暇時間などでリクエストがあれば実施していくのも良い。他にも体を動かす系など、いろいろ試していきたい。

 

【にやりほっと報告⑥】

Iさんが、献立表を指さし話しかけてくるため答えると、続けて別の日のメニューを指さす。Iさんは週末の利用のため、「その日は食べられないよ?」と答えると、間違いに気づいたのか両手で口を押さえて笑いながら廊下の奥へ走って行った。普段も献立表を指さしながら職員に話しかけてくることはあったが、献立表の写真に自分の好みの献立があったようで、職員に「食べたい、好き」と言う気持ちを伝えたかったように思われる。何気ないやり取りであったが、本人も間違いに気づき、照れくさそうにその場を去って行ったことから、職員からも笑いが漏れ温かい気持ちになることができた。

 

【にやりほっと報告⑦】

Kさんが、テレビに映った食べ物を指さし大声で笑っていた。好物がテレビに映り嬉しくなり、その感情を職員に共感を求めたものと思われる。職員もテレビを指さしその共感に応じた。

 

【にやりほっと報告⑧】

Kさんが、ドライブ中にラジオで高校野球中継を流していたところ、判定のきわどい場面など盛り上がるシーンで「アウト!」と声を出して楽しんでいた。観客や実況の盛り上がる場面に反応したものと思われる。職員の引率が1名であり、運転中であったため表情を窺うことはできなかったが、笑い声をあげていたため、楽しまれている様子であった。

 

【にやりほっと報告⑨】

Iさんに、職員から夕食が魚であることを告げると歓声を上げてハイタッチを求めてくる。日常的に発語は見られないが、表情や声で快不快をあらわす方である。夕食の内容もしくは職員と話をできたことに対して満足感を得た物と思われる。職員とハイタッチを交わし、笑顔で居室へ戻られた。

 

【にやりほっと報告⑩】

K様の夕食後のお茶を用意し忘れてしまった。自分のコップがないことに気が付いた本人が、職員へ「私のお茶が無いみたいだから、もらって良いですか?」と落ち着いて声をかけてくる。外泊から帰寮して、夕食後にはやや疲れた様子であった。そのせいか、言動がいつもより落ち着いていた。K様は以前同様の状況で不穏になったことがあったため、冷静に声掛けしていただけたことにほっとした。すぐにお茶を用意し、謝罪しつつ渡す。本人は「うん、おいしかった。」とコップを返してきた。

 

【にやりほっと報告⑪】

就床薬を与薬した後、Yさんが職員の膝に手をおいた。Yさんは普段職員に触れる際、指で強く背中をつつくことが多いが、今回のように優しく膝に手をおくことはあまり見られないため、思わず笑顔になった。Yさんの微笑ましい一面を発見することができ、新たな意思表示を知ることができた。

 

【にやりほっと報告⑫】

就前薬の与薬のためKさんの居室へ伺った際、テレビで芸人さんが面白い発言をしている様子を見て、本人、職員ともに笑いが止まらなくなる。本人と職員の面白いと思う部分が同じであったため、お互いに思わず笑いだしてしまった。Kさんは自分の気持ちを抱え込み、時々気持ちが高ぶってしまう時があるため、今回のように楽しい気持ちになれる機会を増やしていきたいと思う。

 

【にやりほっと報告⑬】

起床支援時にトイレ前で寝具の回収を行っている際に、トイレから出てきたTさんの通り道を職員がふさぐ形になってしまっていたが、片付け終わるまで待っていてくれる。Tさんは日常的に待たされることが苦手な人であるが、この日は職員が寝具整理をしているのを忙しいと感じたのか、興奮せずに終わるまで待っていてくれた。職員が回収後に背後にいたTさんに気が付き、「待たせちゃってたね、ごめんね」と声をかけると笑顔で返答してくれた。朝であったため「今日もよろしくね」と声をかけると「ハーイ」と笑顔で返事をして居室へ戻っていった。

 

【にやりほっと報告⑭】

Oさんが職員に対して何かを目で訴えていたため、近くに寄って話しを聞くと、雑誌の花火を指さして「これが好き」と教えてくださる。雑誌はただストレス解消で破いてもらうために提供していたが、中身もちゃんと見ていて、内容に好き、嫌いがあることがわかった。来月寮で花火の催しがあることを伝えると嬉しそうにしていた。

 

【にやりほっと報告⑮】

Nさんが、通所するため着替える。ホールを走るので歩くよう声をかけると、側に来てニコッと笑いポーズをとる。「似合っているよ」と誉めると職員室前でモデルのように立ち、職員へ見てもらおうとするかのようであった。服装をほめられると喜ぶしぐさがあり、いろいろな職員へ見てもらいたいような行動もある。外出着に着替える→ほめてもらえる→機嫌よく出かけることができるのかもしれない。着替えているときも甘えるようなしぐさがあったとのことである。送迎車を待っている間、体を寄せてきた後、職員の二の腕をつねる。わざと「いたーい」と離れるそぶりをするとすぐ手を離し笑う。

 

【にやりほっと報告⑯】

Yさん、夕食時、食堂にパズルが落ちており拾って職員まで持ってきてくれる。余暇の時間にパズルをした利用者の片付け忘れてしまった3ピースが椅子の下にあり、気が付き持ってきてくれる。食堂の椅子のズレなど率先してこまめに直してくれるYさんです。落ちているパズルに気付いて職員まで持ってきてくれた。他利用者が持って行って隠してしまったり異食してしまう利用者もいるため職員まで届けてくれたことに感謝する出来事であった。

 

【にやりほっと報告⑰】

活動に行くため出入り口付近に利用者が集まっていたが、Zさんが中に分け入り、「ドアを開けて」と言っているかのような表情でDさんの手を取り、ドアノブに優しく添えていた。みんなで自販機に行くと思ったのか、Dさんを職員と勘違いしたのか?Zさんが穏やかな表情で、優しくDさんの手を取っている様子、Dさんも嫌がらずZさんと手を取り合っている様子がとても微笑ましかった。

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