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里親制度について
里親制度は、健やかな育ちの場を求める「子どものため」の制度です。
里親制度って?
子どもが健やかに成長するためには、安定した家庭環境の中で、保護者の温かい愛情の下に育てられることが必要です。しかし令和3年6月の時点では、埼玉県内で何らかの理由で自分の家庭で生活できない子どもが約1,800人います。そんな子どもを家族の一員として迎え、温かい愛情と家庭的な環境で育てていく、児童福祉法に定められた制度が「里親制度」です。
里親って?
里親には、大きく分けて4つの種類があります。
①養育里親
埼玉県へ里親登録を行い、児童相談所からの委託で家庭に子どもを受入れ家族の一員として養育する里親。手当や養育費等が支給されます。
②専門里親
養育里親としての経験を経て埼玉県に専門里親としての登録を行い、被虐待児などの特に厚い支援が必要な子どもを、児童相談所からの委託で家庭に受け入れ家族の一員として養育する里親。手当や養育費等が支給される。
③養子縁組里親
将来的に養子縁組し、戸籍上でも親子関係を結ぶことを前提として養育する里親。手当は支給されません。
④親族里親
特別な理由で家庭養育が困難な親族の子どもを養育する里親。養育費は支給されます。
里親養育の現状
前述のとおり埼玉県内には自分の家庭で生活できない子どもが約1,800人います。そのうちの445人が里親などのもとで生活し、1,329人が児童養護施設などで生活しています。(令和3年度末データ)
国としても県としても社会的養護を必要とする少しでも多くの子ども達が、里親等への委託など家庭的な環境で養育されることを推進しています。これまで、里親の登録数は順調に増加している状況はあるものの、実際に子どもを受託している里親の数は横ばい傾向となっています。また、県内でも里親として活躍している方が数多くいらっしゃいますが、こうした子ども達を里親家庭で受入れ養育していくことは想像以上の労力を必要とします。里親登録数と受託される子ども達が増えていくためにも、身近な人や地域の方々から里親制度についての理解を得る事が必要となり、こうした取り組みにより、里親、里子が地域で生活しやすい環境に繋がっていくと考えます。
里親制度について興味を持ってください
ぜひこの機会に里親制度について興味を持ってください。将来ある子ども達の健やかな成長を支援するために、里親制度について正しく理解し、里親、里子が生活しやすい環境づくりにご協力ください。また、里親として活躍していくことをご検討ください。
里親になってみませんか?
現在、県内では養子縁組を目的とした里親、数日~数カ月など短期間で子どもを預かる里親、長期間で子どもを預かり養育していく里親、中学生や高校生などの大きな子どもと一緒に暮らす里親など、幅広く里親を募集しています。
里親になるには
里親として活躍していくためには埼玉県への里親登録が必要です。里親登録の簡単な流れを紹介しておきます。
登録までに半年~一年の期間
まずは地域管轄の児童相談所へ相談してください。基礎研修(講義・施設見学)と登録前研修(講義・養育実習)の受講、児童相談所による家庭訪問調査、県の福祉審議会での審査を経て登録となります。
里親Q&A