- ホーム
- 施設の取組 | せい教育
せい教育
児童養護施設では、子どもの養育だけでなく、専門的ケアが必要になってきます。自己評価の低い子や不適切な養育環境で育ってきた子も多く、子どもたち一人ひとりの心と体、性と生を豊かに育んでいくことが求められています。
上里学園では、年齢に合わせ性と生について話をする機会として『からだ探検隊』を行っています。
※子どもたち一人ひとりの心と体、性と生を豊かに育んでいくことから、上里学園ではせい教育と平仮名で表記しています。
①幼児、小学校低学年向け この年代の子どもには、プライベートゾーンについて繰り返し伝えながら、自分の大切な体と心を意識できるようにしています。また、今の自分の好きなものや得意なこと、将来の夢などを語ってもらい、それぞれのいいところを言葉で伝えたりすることで、自己肯定感を高める働きかけをしています。紙芝居や絵本、視覚的なものを多用し、小さい子へも伝わりやすいよう工夫をしています。
左、実際の重さの赤ちゃん人形を抱えている様子です。右、紙芝居の読み聞かせの様子です
②小学校高学年、中学生向け 第二次性徴期に合わせて、男女に分かれ発達の話などをしています。視覚教材などを多用し、具体的でわかりやすく伝える工夫をしています。
お菓子を食べながらリラックスした雰囲気で話ができるようにしています。
その他にも卒業前の高校生と個別に話したりもします。
性について学ぶことも大切ですが、せい教育を通じて自分を大切にしてほしいと思っています。
左、からだ探検隊、女の子の会の様子です。右、からだ探検隊、男の子の会の様子です