補聴器とは
補聴器は、基本的には音を増幅して耳に届けるものです。昨今では、技術の進歩により音に様々なデジタル処理をすることが可能になりました。そのおかげで、ハウリング(耳栓にすきまができた時にピーと鳴る音)が制御できたり、雑音を制御したりする性能が備わるようになってきました。色々な聴力型に合った補聴も可能になっています。
補聴器の効果は、聴力の程度によっても異なりますが、装用すればすぐにきこえるようになるわけではありません。そして、装用することできこえが完全によくなるわけでもありません。装用した上で、聴覚に訴えるようなコミュニケーション上の工夫を積み重ねることで、段々と効果が現れます。
特に小さいお子さんが初めて補聴器を装用する場合は、耳への違和感ですぐに外してしまうことが多いですが、おもちゃなどで遊び、他に気をそらすことで徐々に装用時間を延ばすことが大切です。お子さんがよりきこえることに気づくと、段々と安定して装用できるようになります。補聴器装用指導者や療育担当者の元で、助言を受けながら焦らず常時装用をめざしましょう。
このように、補聴器を装用することは、個々のお子さんのきこえに合わせて調整する(フィッティング、適合)することと、お子さんの音や音声への反応を観察しながら、再調整すること、さらに、聴覚への働きかけをすることで、聴能を育てるという観点が大切です。
1日の装用時間、家庭での環境音や呼びかけへの反応、お子さんの発声量の変化は、補聴効果を推測する上で重要な情報になりますので、記録し、療育担当者などに報告するとよいでしょう。
子育て応援ブック2~もっと知ろう きこえのこと~より
