嵐山郷では、埼玉県からの委託を受け、地域の障害児（者）施設等と療育機能の連携を図り、在宅障害児（者）及びそのご家族に専門的な支援を行う体制の充実を図る障害児等療育支援事業（療育拠点施設事業）を実施しています。

　施設支援専門指導事業においては、事業の一環として、障害児（者）の生活支援・相談を行う事業所の職員向けの研修会及び連絡調整会議を実施しています。

　令和３年度は新型コロナウイルス感染対策のため、９月に研修動画の配信をし、１１月には県北部（東松山市民文化センター）、１２月には県南部（大宮ソニックシティ会議室）の２つの会場において、それぞれ研修会・連絡調整会議を実施しました。

　研修会では、埼玉県立大学 保健医療福祉学部から森正樹准教授をお招きし、「保育･教育現場の実践を支えるコンサルテーション」のテーマのもと、各会場１時間にわたりご講義いただきました。

　また、連絡調整会議ではご参加いただいた各事業所間において、コロナ禍における障害児（者）の生活支援・相談の実態に関する意見交換、情報の共有をしていただくことができました。

　在宅支援専門療育指導事業においては、例年事業の一環として、埼玉県内の障害児（者）施設等に音楽療法のプログラムを提供していました。

　令和2年度・令和3年度におきましては、新型コロナウイルスの拡大状況により、現地でのプログラムの実施を控え、DVDによる代替方法での提供をいたしました。

　音楽療法士の指導のもと、9月に第1弾の音楽療法DVDを配布し、12月には第2弾の音楽療法DVDの配布を行いました。